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スパイスと薬膳と。

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昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。

このブログで一番多く閲覧されている記事が玄米のびっくり炊きなんです。
長らく玄米をこの炊き方で炊いておりますが、慣れてしまえばとても簡単ですし、なんせ吸水時間も不要なので、トータルで1時間以内で炊きあがると言う優れモノ。

白米だと吸水時間が必要になるので、冬場などの吸水時間が長めに必要な時に比べると、玄米の方が早く炊けちゃうのでそういう意味でも、突然食べたくなった時にとっても便利なんです。

玄米のびっくり炊きについては、過去の記事のこちらに手順を画像付きで紹介していますので、良かったらご覧下さいね。

吸水時間不要の玄米のびっくり炊き(2011年)

さて、そんなびっくり炊きの玄米で今回は炊き込みご飯を炊きました。
昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。_e0192461_947528.jpg

写真はおにぎりにしたものですが、これが実に実に美味しく炊きあがりまして♪
びっくり炊きで炊きこみご飯を炊くポイントと共に続きで紹介していますので、良かったらご覧下さい。



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玄米のびっくり炊きは、秋田地方で江戸時代からある玄米の炊き方で、吸水時間不要で鍋や土鍋で簡単に炊くことが出来ると言う方法。

長らく私が行っている手順はこの通りです。

1)土鍋に洗った玄米と1.2~1.5倍の水をいれ火にかけます(吸水不要)。
2)最初から強火で沸騰してきたら、中火に落とし水分がなくなるまで火にかけます。(だいたい15分)
3)水分が無くなってチリチリと音がしてきたら 玄米の0.8~1.2倍量の冷水を入れて、よくかき混ぜて蓋をして煮立たせます。
4)弱火に近い中火で10分加熱後、弱火に落とし10分加熱します。
5)火を止め10分程度蒸らして出来上がり。


画像付きはこちらをご覧下さい→

先日、海の精と言う塩のメーカーの発売している「炊きこみご飯用調味料」をモニターさせて頂いたのですが、この時に玄米にも使ってみたんです。(モニター記事&炊き方はこちらです→
これが実に良い感じだったので、びっくり炊きで玄米の炊きこみご飯を作る際の手順を考えてみたんです。

まずこのびっくり炊きは、吸水時間は不要ですが「給水」は2回行います。
2回目の「給水」がびっくり水なんですが、この時の水加減で米の炊きあがりが決まる訳です。

炊きこみご飯の場合は最初から味のついた調味液を入れてしまうと、焦げ付きが発生する可能性もある上に、味も濃くなってしまいます。

なので、びっくり炊きで炊きこみご飯を作る際は

1.1度目の給水は普通の水を使用
2.差し水(びっくり水)の際に調味液を使用


と言うのが妥当だと言う事になりました。
今回1度目の給水は水といっても、2番だしの昆布水+貝柱の戻し汁を使っています。
もちろん普通のお水でもOKです。

続いて、具材ですが…こちらもどのタイミングで何を入れるかが大きなポイントになってきます。
なんせトータルの加熱時間は40分ほどありますので最初から具を入れてしまうと、素材によってはくたくたになってしまう訳ですね。
なのでこちらも2回目の差し水の時とそこから後のタイミングも利用する、と言う事に。
差し水から後は加熱時間は約20分なので、五目ご飯の時もこのタイミング以降からで大丈夫な時間ですね。

と言う事で、今回の炊きこみご飯の手順はこんな感じになりました。
この方法が今後の我が家の玄米の炊きこみご飯にも使われていく予定ですのが、備忘録的にアップしておきたいと思います。



*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*


■玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯
<材料>

玄米:1合(雑穀を少々入れており、トータルで1合になる様にしています)

干し貝柱:1個
昆布水(2番だし):1.2合(干し貝柱の戻し汁と合わせたもの)
ひじき:大さじ2(戻して八方だしに浸しておく)
油揚げの刻んだもの:2~3cm分程度
梅干し:1個
八方だし:1カップ

1.鍋に洗った玄洗った米と、水をあわせて火にかけます。
2.沸騰してきたら中火に落とし水分が無くなるまで15分程度火にかけます。
昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。_e0192461_1051744.jpg

3.ちりちりと音がしてきたら、ひじきを刻んだものと、梅干しを潰したもの(種ごと)を1個加えます。
昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。_e0192461_106125.jpg

4.八方だしを注ぎ、しゃもじでしっかり混ぜ合わせ、蓋をして煮立たせます。
昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。_e0192461_1064240.jpg

5.弱火に近い中火で10分加熱後、弱火に落とし10分加熱します。
6.炊きあがりの少し前に、八方だしに浸しておいたひじきの水気を切ったものを加えます。
昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。_e0192461_1074544.jpg

7.ひじきを全体にのばし、蓋をしてそのまま炊き、火を止めて蒸らして出来上がり。

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色々なおだしを使って、しばらく玄米の炊きこみご飯を作ってみようと思います♪
昆布水仕込みの玄米のびっくり炊きで貝柱とひじきの炊き込みご飯。_e0192461_10102075.jpg

今回のご飯、とってもとっても美味しかったです^-^

真っ当な食材からは、真っ当な味しかしてこない…と、ある鰹節の仲卸の方がおっしゃってたのですが、まさにその通りだなぁ…と、最近しみじみ思う様になりました。

ストレートにピシっと伝わってくる美味しさと言うのは、人間本来が求めて居る美味しさの基本なのかもしれません。
これから新米の季節、玄米もとても美味しく頂けるので、食べ過ぎに注意しながら過ごさねばです^-^


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by yuri-pom | 2013-09-15 10:12 | ご飯類 | Trackback | Comments(0)

by 薬膳師ゆりぽむ