思い出の父のレシピ。
2011年 10月 10日
私の料理は父の料理を見て覚えたものも多く、その大半は洋食だったりします。
そんな父のレシピ。
私には大切な大切な宝物があるんです。
それがこれ。

父の手書きレシピなんです。
かれこれ20年も前に貰ったものです。
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当時住んでいたマンションはガスが無く、かといってオール電化とかそういう所でもなくて。
事務所向けマンションで、バストイレはあるもののキッチンは給湯設備程度の小さなものでした。
ガスコンロもなくて調理器具といえば、ホットプレート、電子レンジ、オーブントースターの3つ。
そんな我が家に当時勤めていた会社の社長が我が家に来る事になり、おもてなしをする事になってしまいました。
どんな献立にしようかと二十歳そこそこの私の頭で必死に考えるも、この環境でどうするの?何も出来ないじゃない…とただただ悲観的になる私。
またこの方はグルメ雑誌などの影響を受けている事もあって、グルメな方…と言いたい所なのですが、今時の言い方で言うと「食痛さんタイプ」だとでも言いましょうか…^^;
ともかくその様な方が、なぜかわが家を訪問すると言う事で、どうしようどうしよう…となってしまった訳です。
そして父に相談した所、翌日このレシピが送られて来たんです。
相手の方の話を父にしていたら、笑いながら「んじゃー、町のグルメさんだな」とか言っておりましたので、そのせいか献立にはこんなタイトルがついておりました。
タイトルは「町のグルメのためのお献立」

ここに書いてあるものは、私の調理道具で全て賄える様になっており、前菜から始まりデザートまでコース仕立てで、途切れる事なく作れる様に段取りまで含めて書いてあります。
またこのレシピ中には、食事中の話題をどう提供するかという食材をテーマにしたネタもいくつか仕込まれておりまして「これを食べる時はこんな風に言いながら提供しよう」とかいちいち書いてあるんですよ。
そんなおもてなしの後、父が我が家に訪れた事がありました。
買い物に出ていなかった事もあって、本当に空っぽだった冷蔵庫。
何も無いからちゃんとしたものが作れない…と嘆く私に父が言った事。
「あれがないこれがないじゃなくてさ "あれもあるこれもある” なんだよ」
そう言いながら何もないかに見えていた我が家の冷蔵庫の中から、めぼしいものを取り出してちゃちゃっと料理をしてくれました。
当時、まともなキッチンも無く何だかしょんぼり気味な生活のスタートで私自身がちょっと後ろ向きになっていた所がありましたが、父のこの一言が私を前向きにさせてくれました。
このレシピが書いてある模造紙は、すっかり色あせてしまいましたが、父のこのレシピは20年経った今でもちゃんと私の中に色鮮やかに残っています。
そして、あれもあるこれもあるの精神は私の中にしっかり根付いています。
今日は父の日。
毎年この日は、グラスをもぅ1つ置いての晩酌になります。
今宵は、何を肴に飲もうかな。
あれもあるしこれもあるよ。
****
追記
2012年に「はなまるマーケット」の料理コンテストに出場する事になり、父のレシピをベースにお料理を作りました。
これがグランプリを頂く事になり、その時にこの父のレシピの模造紙も撮影して頂きました。

グランプリを頂いた料理はこの父の手書きレシピにあるものでもなんでもないですが、私が大好きな父のローストビーフを私流に今流にアレンジしたものを出させて頂きました。
こうやって思い出が形になり蘇ってくる事が、とてもとても嬉しい気持ちで一杯です。
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昨日、空港でこの記事を拝見していて、じーんときてしまいました。
無意識のうちに、隣りに居た幼馴染に携帯渡してました。
昨夜は何を肴になさられたのでしょう・・・きっと、お父様もお近くにいらして、微笑ましく思われていたことでしょう。
安心なさられてますね、きっと(^^)
昨日のツイートで、結構早い便で帰宅されたのかな?と思ってたんですが、空港でご覧頂いてたんですね。
ありがとうございます!
この手書きレシピ、見る度に懐かしい気持ちになります。
こういうものが残っていて良かったなぁと思います。
お線香あげて云々…と言うよりも、どちらかと言うと父が好きだったお酒や食べ物を用意して酒盛りする方が良いなと思ってずっとそうしています。
まぁ食べるのは私達ですが^^;
ダルシーさんはお父上へのお土産、何を買われたのでしょう^-^
休み明けは体もしんどいですが、お互い1週間頑張りましょうね~!




