こんにちは!
スパイス大使2017の活動も2ヶ月目に入りました。
スパイスやスパイス料理と聞いて真っ先に思い浮かぶものと言えば、やはり「カレー」が挙げられるのでは無いでしょうか。
そんなカレーも色んなタイプのカレーがありますが、私の作るカレーは数年前からインド式のカレーになってきました。
インド式のカレーと欧風のカレー、何が違うんだって話ですが、カレーパウダーや小麦粉を使ってルーを作ってブイヨンなどと合わせるのが欧風のスタイル、そして小麦粉を使わずルーを作るのがインド式、とざっくり言ってしまうとそんな感じでしょうか。
定義も色々とありますが、少なくとも私の中ではそういう形で線引きしてる感じです。
カレーを作る時に欠かせないスパイスというのがいくつかあるのですが、今月はそんな欠かせないスパイス達がテーマになっております。
そんな5月のテーマは…
スパイスで本格的な香りづけ♪人気のエスニック料理をつくろう
と言う事で、このスパイス達が今月のキッチンのお供になっております。
コリアンダー、カルダモン、クミン。
そしてすべて「ホール」状です。
続きでそれぞれ紹介しておりますので、良かったらご覧下さいね。
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スパイスですが…カレー粉などは沢山のスパイスがパウダーとなってミックスされているのですが、もともとスパイスは種子などから作られており原型はこの様な形をしています。この原型の事を「ホール」と言い、粉状になったものは「パウダー」と言います。
それぞれ順番に紹介していきますね(^^)
■GABAN クミン<ホール&パウダー> (詳細はこちらをご覧下さい→★)
セリ科クミン属の一年草植物で、原産地は、エジプトといわれています。カレーの香りの元になっている「クミン」はこれ一振りでエスニックな料理に早変わり!
いつもの炒め物にぱぱっと一振りで新しい味わいに。
実は私自身、5年前ハウス主宰のスパイスセミナーを受講するまでは、クミンを単体で使った事はありませんでした。もちろんホールで使った事もありませんでした。
スパイスラックにもクミンは無かったのですが、今では欠かせないスパイスとなりました。
クミンはトマトと相性が良いのでスープにちょい足して使う事もありますが、トマトジュースにクミンをちょっと足して黒胡椒を一振りして飲むのが好きだったりします。
ホールは油で炒めて香りを引き出して使います。
また、ラム肉などとの相性が良いので、ホールをラムに振りかけても美味しいですよ。
さて、そんなクミンは漢方では「馬芹(ばきん)」と呼ばれ、胃の薬として用いられます。消化や胃の調子をととのえたい時やお腹のガス抜きにお勧めのスパイスなんですよ。
結構このままポリポリ食べるのが好きだったりします♪
■GABAN コリアンダー<ホール&パウダー> (詳細はこちらをご覧下さい→★)
地中海沿岸原産のセリ科の一年草で、スパイスとして用いられるのは写真の種子の部分ですが、生の葉や茎などはタイ料理をはじめアジアン、エスニック料理に用いられ、「香菜 シャンサイ(中国語)」「パクチー(タイ語)」などとも呼ばれておりますが、別名
カメムシ草
なんて言う名前も(汗)
カメムシの香りに似ているとも言われるのですが、カメムシの香り知らなかったらなんとも言えませんよね^^;
その独特な香りは好きな人と全くダメ!な人と綺麗に分かれてしまう程ですが、癖になると病みつきになる風味。
この生の葉は「パクチー」の名前が多分浸透しているかなぁと思います。
数年前まではスーパーに並ぶ事も殆どなかったので、エスニック料理が作りたい!と思っても難しかったのですが、ここ1~2年の間でパクチーブームが起こっている様で、パクチー専門店を始め、パクチーを使ったドレッシングなども市場に出回り、スーパーでも普通にパクチーが買える様になりました。
種子はスパイスとして使われ、ホールのまま食べてみると分かるのですが葉や茎ほどの強烈な香りはなく、ほんのり甘くてそしてまろやかな柑橘を思わせる香りです。
ただ、やっぱりどこか葉や茎でお馴染みのあの香りが遠くの方で漂ってる気は個人的にしております。
種子は「コリアンダー」(英語)の名で呼ばれる事多く、スパイスのパッケージや料理本の材料表示もコリアンダーになっています。
今回ホールのまま届いておりますが、上のクミンの様にホールごと使う事よりもミルなどで挽いてたり潰して使い、小麦粉を使わず作るインド式カレーでは、コリアンダーのパウダーがとろみをつける役割も担っています。
生薬としての名前は「胡ずい子(コズイシ)」と言い、胃腸の働きをととのえてくれます。
■GABAN カルダモン<ホール&パウダー> (詳細はこちらをご覧下さい→★)
ンド、スリランカの原産で、世界で最も古いスパイスの1つと言われています。「スパイスの女王」とも呼ばれ、私がかつてハウスのスパイスセミナーに参加した際に「
世界で2番目に高いスパイス
と聞かされて、その印象がとても強くなりました。(ちなみに世界で一番高いスパイスは、サフランだったりします)インド料理には欠かせない重要なスパイスで、カレーにはもちろんの事、チャイなどのインドのドリンクやお菓子を作るのにも用いられます。
一般的には種子を利用することが多いですが、実をさやごと料理に使用することもあります。(上の写真はさやの状態です)
漢方では小豆蔲(しょうずく、ショウズク)と呼ばれ、消化促進や疲労回復、腸の働きを整える(ガス腹を防ぐ)働きの他、口臭予防や乗り物酔い、頭痛を和らげる効果などがあります。爽やかな香りもあるので、夏バテで食欲減退時にもお勧めのスパイスです。
先日、ちょっと風邪気味でダウンしてしまい高熱続きにもなりまして…そんな折りに頭の中にずっとあったのが
オレンジゼリーが食べたい!!
と言う事でした^^;頭痛もあったので、熱がちょっと下がった瞬間にカルダモンを使ったオレンジゼリーを作りました。
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■カルダモン香るオレンジゼリー
オレンジジュース:350cc
粉ゼラチン:5g
カルダモン:3粒
1.カルダモンはハサミなどでホールに切れ目を入れておきます。
2.粉ゼラチンはオレンジジュース50cc程度と合わせてふやかしておきます。
3.鍋にジュースとカルダモンを入れ火にかけカルダモンの香りを移します。
4.温まったら火を止めふやかしたゼラチンを入れて溶かします。
5.グラスなどに入れて冷やし固めて出来上がり。
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ミントなど飾りたかったのですが、在庫無し買いに行く体力もゼロだったので愛想無しなゼリーではありますが、カルダモンの香りに癒され、ゼリーの喉越しに熱も和らぎました。
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