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スパイスと薬膳と。

スパイスとお酒が好きな薬膳師が綴る料理小ネタとレシピのブログです。レシピ数はただいま1400超。

沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。

仕事でご一緒させて頂いたいる皆さまより、去年の秋頃から

沖縄会を開催したいね


と言う話が出ていたのですが、メンバーが揃う事がなかなか難しく…仕事の打ち上げを逃し、忘年会を逃し、そして正月を逃し、旧正月も逃してしまったのですが、ようやく会の開催と相成りました。どんだけ時間かかってるんやって話です^^;

会の趣旨は、沖縄を代表する酒のアテ「豆腐よう」を舐めつつ泡盛を飲もうよ!と言うもので、さすがにそれだけじゃアレなんで、各自1品沖縄料理を持ち寄ろうと言う事にもなりまして。

私の大好きな人参しりしりや太もずくを使ったチャンプルやらがよぎったのですが、何か他には無いものかなぁと、ブロ友さんであるDarcis Blogのダルシーさんに

なんかな~い?なんかな~~い?

とお聞きした所、

ドゥルワカシーはどうですか?


とのお返事。

どんなお料理なのかの説明も頂きましたので早速作ってみる事となりました。

それがこのドゥルワカシー。(を作り始めた所)
材料は手に入るものに置き換えての作成でございます。


沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。_e0192461_12362312.jpg

って、そもそも「ドゥルワカシー」ってなんぞやって話がありますので、続きで紹介しております。
好かったらご覧下さいね。



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私、沖縄は行った事がないのと、沖縄料理も全然馴染みがなかった上に、数あるお酒の中でも焼酎類が得意で無い事から泡盛に手を出す事も殆どなかった…と言うこれまでの人生だったんですが、ある日、静岡在住のネッ友にしてゲーム友より沖縄土産として

コーレーグス

なる沖縄の調味料が届いたのが今から6年前の2011年2月のお話でした。

当時の記事がこちら


って、狙ってた訳じゃないんですが…この記事アップがちょうど6年前の今頃なんですね。(驚)

この記事をアップした事がきっかけで、ダルシーさんと言う素敵なお友達が出来まして、世の中何がきっかけで人の繋がりが出来るのか分からないものですが、

1本のコーレーグスが繋いでくれたご縁

となっております(^^)

その後私は少しずつ沖縄料理を自作する事が出て来まして、ある日彼女から届いた沖縄野菜などを使って、フーチバジューシー(よもぎごご飯、炊き込みご飯タイプ)なんてものも作るに至りました。


沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。_e0192461_12535321.jpg
と、そんな感じでまだ見ぬ沖縄に思いを馳せながら沖縄料理をたまに自作しておりました。

で、今回の「ドゥルワカシー」です。
どういう意味なんだろうと思ってたら「泥沸かし」と言う語源がある様で、沖縄の「田芋」をを使って作るお料理なんですが、この料理中の様が「泥を煮ているように見える」ことからこの様な名前になったとか?
と言うのが調べて出て来たお話でした。

そして問題は、この「田芋」なるものはこちらでは売ってません。
なのでダルシーさんが「里芋で代用して作る事になります」と教えて下さいました♪♪


そんなダルシーさんのブログのドゥルワカシー記事は↓下記リンクになります。

「ドゥルワカシー」で検索すると色々な作り方が出てくるのですが、使う材料は概ね決まっており、味つけの違いがいわゆる家庭料理としての色々なんだなぁと思いました。
特に「これ」と言った決まりは無さそうなので、好みの味で仕上げていけば良い感じ?といった具合です。

今回の材料はこんな風になりました。

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*

■ドゥルワカシー(里芋バージョン)
<材料>
里芋
伊達巻き卵
豚バラ肉(塊)
干し椎茸(戻しておく)
人参

出汁
醤油
味噌


1.里芋は下茹でをして皮を剥いて輪切りにする。
(後で潰すので潰せるサイズならどんな切り方でも)
2.昆布と鰹で取った出汁で軽く下茹でしておいた豚バラ肉の塊を茹でて火を通し、サイの目に切る。
(この出汁は捨てずにおいておく)
3.伊達巻き卵、戻した干し椎茸、人参をサイの目に切る。
沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。_e0192461_13112954.jpg
4.2と3を油で炒め、1の里芋と2の出汁を加えて煮ながら里芋を潰し、塩、醤油、味噌で味を整え出来上がり。

沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。_e0192461_13113594.jpg


*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*


最初これを見た時は「ポテトサラダの沖縄版」みたいな印象でしたが、出汁をベースにしているのでとっても滋味深い味わいで、泡盛との相性も良かったです♪

私、ポテトサラダを長芋を使って作るんですが、ドゥルワカシーはこれに近いのかもしれないとも思ったり。
次回は山芋でドゥルワカシーを作るのもアリかなぁ、なんて思います。

薬膳で里芋は脾胃の調子を整えてくれ解毒作用もある食材ですので


さぁ!食べるぞ!飲むぞ!と言う時にピッタリ!


ではありませんか。
すごいぞこれ♪

ちなみにこの夜登場したお料理は、豆腐ようの他、ラフテー、チャンプルー、そして私のドゥルワカシー。

沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。_e0192461_13194584.jpg
さらには和牛ステーキ、自家製キムチを使った特製あんこう鍋、食後はスコップケーキ(ティラミス)…と続きます。
(どんだけ食べてんねん…)

沖縄料理ドゥルワカシーを作ってみました。_e0192461_13270619.jpg
と、沢山頂いた宴となりました。

にもかかわらず意外とすっきり胃もたれもないのは、やはり沖縄食のなせるワザなのか、泡盛パワーなのか?

美味しく頂き、そして飲み、楽しくお喋りをするって本当に素敵な事だと思います。

好い酔い宵でございました。
ご馳走様でした(^^)


私の沖縄料理がまた1つ増えたとっても嬉しい日にもなりました。
ダルシーさん、ありがとう~!


【関連記事】
沖縄もずくの天麩羅(2012年5月)






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by yuri-pom | 2017-02-26 13:39 | 野菜料理 | Trackback | Comments(0)

by 薬膳師ゆりぽむ