13000円の駅弁と、四半世紀の時を経て我が家の一員になった柳行李のお弁当箱。
2011年 12月 28日
これがそのお弁当で、画像は北近畿(丹波・但馬・丹後)の情報サイトより拝借してきました。
このお弁当どこからどう見ても「13000円」もする「中身」では無いんです。
どんなに頑張っても2000円もしないだろうと思われる中身なんです。
中に入っているのは但馬産コシヒカリを使ったおにぎり2個と、牛肉、焼鮭、お漬け物などです。
でも、そのお弁当は13000円以上の価値があるんです。
しかも
注目すべきはこのお弁当に使われている容器です。
これは「柳行李(やなぎごうり・やなぎこうり)」と呼ばれるもので、柳を原料に作られた箱で、衣類用、カバン、お弁当箱などがあります。
これはお弁当箱なので「飯行李」などとも言われています。
時代劇でちょくちょく登場しているのも見かけます。
昔は一般的に使われていた代物なんでしょうね。
柳行李は兵庫県豊岡市の「豊岡杞柳(きりゅう)細工」と呼ばれる伝統工芸品なんです。
杞柳(きりゅう)と言うのがこの細工の材料に使われる柳(コリヤナギ)の事です。
そして柳行李のお弁当箱って
やっぱり職人さんの作るものは違うなぁと思わせてくれる代物。
と言う事で、この高級弁当は容器のお値段なんですねぇ。
そんな柳行李のお弁当箱、中学~高校の6年間、私のお弁当箱として愛用しており、この13000円のお弁当の事を知ってちょっと懐かしくなりました。
実家に聞いてみたら、保存状態も良く綺麗なままだと言うので早速送って貰いました。
クリスマスの朝に届きました。
それがこちらです。
年月が経っているものの綺麗なままです。
母が旅行した際に大小の2個セットで買ってきたものだそうです。
(この大きさは「大」なんですよ、小は行方知れずの模様)
蓋をあけるとこんな感じなんですよ。
蓋と本体はこの用に重ねる事が出来ます。
卵を入れてみましたが、大きさの雰囲気はわかるでしょうか?
中高の6年間、自分のお弁当は殆ど自分で作っていたのですが、当時これにおにぎり3つほど入れて、玉子焼きとウインナーなどの簡単おかずを作って持っていっておりました。
おにぎり3つって今じゃそんなに食べられませんが、昔はそれでも少ないほどでした。
時にはこれに一杯おにぎりを作って持っていってた事もあったんですよ。
運動部に所属していた時期だった事もありましたが、成長期って恐ろしいものがあります^^;
そんな柳行李の弁当箱、当時は プラスチックやキャラクターが描かれたアルマイトのお弁当箱に比べると、見劣りする印象で見ていました。
子供の頃ってこういうものの良さが解らず、手にした時は何だか気恥ずかしいものがあったんですが、何だかんだと長らくお世話になっちゃいました。
駅弁画像を見て「そういえば…」と思い出したお弁当箱。
久しぶりのご対面となってとっても嬉しかったです^-^
私が6年使った柳行李のお弁当箱、大人になってからも使えて何だかとっても幸せです♪
まずはおにぎり弁当で…と言う事で雑穀ご飯のおにぎり2種類と、玉子焼き、ぶりの胡麻生姜照り焼きと、シンプルなお弁当にしてみました。
見た目は結構小さい入れ物に思えるんですが、割としっかり入ります。
もう昔ほどは食べないので、これにぎっしりご飯を…とは思いませんが、例えばこれにご飯を入れて、別容器におかずなんてパターンもありでしょう。
木のお弁当箱と同様で、これも呼吸をする容器なのでご飯が蒸れたりしませんし、ご飯がとても美味しくなります。
四半世紀の時を経て我が家の一員となったお弁当箱。
大事に使い続けたいと思います。
保管してくれていた母にも感謝です^-^
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2014年9月19日
こちらのお弁当のおにぎりに使った雑穀…「美米米美」の読み方です♪
その名も
ビーマイベイビー
…ですってよ。
値段を知ったのは楽天で見かけたからなんですが、本気で驚きました。